決算書の読み方。社長が最低限見るべき3つの数字
決算書が読めない社長向け。損益計算書・貸借対照表・キャッシュフローの中で、経営判断に必要な3つの数字だけを解説します。
決算書は全部読む必要がない
税理士から毎期もらう決算書。分厚くて何が書いてあるかわからない。社長に必要なのは「全部を理解すること」ではなく「経営判断に必要な3つの数字を読むこと」です。
見るべき数字①: 粗利率(損益計算書)
損益計算書の中で最も重要なのが粗利率です。売上高から売上原価を引いた粗利が、売上の何%を占めるか。
粗利率が前期より下がっていたら要注意。値引きが増えたか、仕入コストが上がったか、商品ミックスが変わったか。原因を特定して対策を打ちます。
見るべき数字②: 自己資本比率(貸借対照表)
貸借対照表の中で見るべきは自己資本比率。総資産のうち自己資本(借金でない部分)がどれだけあるか。
自己資本比率 = 純資産 ÷ 総資産 × 100
30%以上なら健全。20%以下なら借入依存度が高く、金利上昇や売上減で一気に危険になります。
銀行が見る数字でもある
融資審査でまず見られるのが自己資本比率です。ここが低いと「返済能力に不安がある」と判断されます。
あと何ヶ月持つかを確認して、冷静に判断する
資金繰り耐久月数チェック(無料)見るべき数字③: 月末キャッシュ残高
決算書にはキャッシュフロー計算書が含まれることがありますが、中小企業で最もシンプルな方法は「毎月末の通帳残高を記録する」ことです。
3ヶ月連続で減っていたら、黒字でも資金繰りに問題がある。増えていれば順調。
税理士に聞くべき3つの質問
決算書を受け取ったら、この3つを税理士に聞いてください。
1. 「粗利率は前期と比べてどうですか?」 2. 「自己資本比率は改善していますか?」 3. 「キャッシュは増えていますか、減っていますか?」
この3問で、会社の健康状態がわかります。
社員にも決算書の基本を教える
社長だけが数字を見ている会社は弱い。社員にも粗利率と売上の関係、固定費の意味を教えることで、全員の経営判断の質が上がります。
AIで決算書の疑問を解消する
「うちの自己資本比率は業界平均と比べてどうか」「粗利率を2%上げるには何をすべきか」。決算書を見て生まれた疑問をAIに壁打ちすることで、数字が経営判断に変わります。