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固定費を削る前に確認すべきこと。削ってはいけないコストを間違えると利益が減る

固定費削減で売上まで減るケースが多発。人件費・広告費・外注費のどれを残し、どれを削るべきかの判断基準を解説します。

KeiBan編集部

「コスト削減」で利益が減る会社がある

業績が厳しくなると「まずコストを削ろう」と考えるのは自然です。しかし、固定費を一律に削ると、売上や品質まで下がり、結果的に利益が減ることがあります。

よくある失敗は、広告費を削って新規顧客の流入が止まる、外注を切って社員の残業が増えコストが逆に膨らむ、研修を止めて社員の判断力が下がり利益率が落ちる——こうした「削ってはいけないコスト」を削ってしまうケースです。

削ってよいコストと、削ってはいけないコストの見分け方

コスト削減の判断基準は「そのコストを削ったとき、売上か利益率が下がるかどうか」です。

削ってよいコスト: 売上に直結しない管理コスト

オフィスの過剰スペース、使われていないサブスクリプション、形骸化した報告書作成、参加者が少ない社内会議。これらは削っても売上に影響しません。

まず「何にいくら使っているか」を一覧にし、各コストに「売上に直結する/しない」のラベルをつけてください。直結しないものから優先的に削るのが基本です。

削ってはいけないコスト: 売上を生む投資

営業人件費、広告宣伝費、品質管理コスト、顧客対応人員、社員教育費。これらは「コスト」ではなく「投資」です。削ると短期的にはP/Lが改善しますが、3〜6ヶ月後に売上が下がります。

特に注意すべきは広告費です。「広告の効果が見えにくいから削ろう」と判断した結果、新規顧客の流入が止まり、半年後に売上が激減した——こういうケースは非常に多いです。

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正しいコスト削減の優先順位

1位: 手戻り・ムダ・重複の削減

最も効果が高いのは、「やらなくても良いことをやめる」ことです。不良品の手戻り、二重入力、形だけの確認作業、目的が不明な会議。これらを洗い出して削ると、売上を落とさずにコストが減ります。

2位: 調達・外注の見直し

同じものをより安く調達できないか、外注先を見直せないか。ただし「とにかく安い方に変える」のではなく、品質とコストのバランスを粗利率で判断します。

3位: 固定費の変動費化

正社員でなくてもよい業務は業務委託に切り替える、自社サーバーをクラウドに移行する。固定費を変動費に変えると、売上が減ったときのリスクが小さくなります。

コスト削減こそAIに相談すべき理由

「この外注費を削ったら、売上にどう影響するか」「広告費を30%削減した場合、新規顧客獲得コストはいくら上がるか」——こうした試算を自分でやると感覚頼みになります。

自社の数字をAIに入れて試算すれば、「削ってよいコスト」と「削ってはいけないコスト」の判断が数字で見えます。コスト削減は、数字で判断できる社員がいる会社ほどうまくいきます。

毎月赤字が続いている場合の緊急対応や、銀行に融資を断られた場合の代替手段も併せて確認してください。さらに詳しいコスト削減アイデアはコスト削減アイデア15選をご覧ください。

Supervisor

この記事の監修者:齋藤 翔平(中小企業診断士)

中小企業診断士(令和7年登録) / 大企業で損益管理・経営企画を担当。財務・戦略・マーケティング・運営管理・法務など、中小企業診断士の知識体系をもとに、KeiBanのAI相談テンプレートと記事コンテンツを設計・監修しています。

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固定費コスト削減利益経費削減投資判断

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