# ChatGPTを社員が使わない6原因と2週間の立て直し手順

ChatGPTを配布しても社員が使わないとき、本人の意欲だけを原因にしないことが重要です。対象業務、最初の質問、安全ルール、人の確認、日常の導線、振り返りの6点を確認し、全社展開の前に1チームで2週間だけ検証します。

## 6つの原因

## 1. 対象業務が決まっていない

確認する質問：誰が、どの仕事で、いつChatGPTを使うかを一文で説明できますか。

よくある状態：『自由に使ってよい』とだけ伝え、社員が使い道を考えるところから始まっている。

立て直す行動：部門を1つ、業務を1つに絞り、入力前と出力後の作業を含む利用手順を決める。

確認する証拠：対象者、対象業務、利用場面を記した1枚の実施票

追う指標：対象業務で実際に使った人数

## 2. 最初の質問を社員に考えさせている

確認する質問：社員がコピーして始められる質問例を3つ以上用意していますか。

よくある状態：白い入力欄だけを渡し、何をどう聞けばよいか分からず利用が止まる。

立て直す行動：実務の資料名、目的、出力形式、人が確認する点を含む固定質問を3つ作る。

確認する証拠：業務別の質問例と、良い回答・不十分な回答の見本

追う指標：用意した質問例から始まった利用件数

## 3. 入力してよい情報が分からない

確認する質問：入力禁止情報と、入力前に匿名化する情報を社員が区別できますか。

よくある状態：情報漏洩が不安で何も入力できないか、反対に機密情報をそのまま入力する。

立て直す行動：禁止、匿名化して利用可能、利用可能の3区分を具体例付きで決める。

確認する証拠：顧客名、個人情報、未公表数字などを例示した利用ルール

追う指標：ルールに関する質問件数と事故・ヒヤリハット件数

## 4. 回答を誰が確認するか決まっていない

確認する質問：AIの回答を、誰が何の基準で確認するか決まっていますか。

よくある状態：回答をそのまま外部送信する不安があり、現場が利用を避ける。

立て直す行動：事実、数字、社内ルール、対外表現の4点を人が確認してから使う。

確認する証拠：確認者、確認項目、専門家へ戻す条件を記したチェック表

追う指標：人の確認を経た成果物の件数

## 5. 日常業務の導線から離れている

確認する質問：社員が普段使う画面や手順から、2操作以内でAIを使えますか。

よくある状態：別サイトへのログインや質問文の探し直しが必要で、忙しい日に使われなくなる。

立て直す行動：業務手順書、共有リンク、テンプレート一覧から直接相談を始められるようにする。

確認する証拠：普段の作業からAI利用までの画面・操作手順

追う指標：対象業務を行った回数に対するAI利用率

## 6. 使った後の振り返りがない

確認する質問：回答が役立ったか、どこを直したかを2週間後に確認する場がありますか。

よくある状態：利用回数だけを追い、仕事が速くなったか、判断が良くなったかを確認しない。

立て直す行動：役立った例、使えなかった例、人が直した点を集め、質問例とルールを更新する。

確認する証拠：利用例、修正点、継続・中止条件をまとめた2週間レビュー

追う指標：継続する対象業務数と、人が修正した主な理由

## 整備状況の採点

各項目を0点（未整備）・1点（一部整備）・2点（整備済み）で評価します。

- **0〜4点｜全社展開の前に土台を整える**：対象業務を1つに絞り、入力ルールと人の確認方法を先に決めます。
- **5〜8点｜1チームで2週間検証する**：対象者を5名程度に絞り、固定質問と確認手順を使って2週間だけ試します。
- **9〜12点｜成果が出た業務を1つずつ増やす**：利用回数ではなく、時間短縮、修正内容、判断品質を確認して対象業務を増やします。

## 2週間の立て直し手順

- **1〜2日目｜使われていない理由を聞く**：利用者候補3〜5名に、使わない理由、不安、面倒な作業を15分ずつ聞きます。
- **3日目｜対象業務と安全ルールを決める**：対象業務を1つ選び、入力禁止情報、匿名化、人の確認者を1枚にまとめます。
- **4日目｜固定質問を3つ作る**：目的、前提、欲しい出力、人が確認する点まで含む質問例を用意します。
- **5日目｜回答の見本を確認する**：良い回答と不十分な回答を比べ、事実・数字・表現を確認する手順を決めます。
- **6〜13日目｜1チームだけで使う**：対象業務で使い、役立った点、人が直した点、使わなかった理由を短く記録します。
- **14日目｜続ける条件を決める**：利用回数ではなく、対象業務の成果と安全性を確認し、継続・修正・中止を決めます。

## この資料の限界

- 利用企業へのアンケート、市場調査、ChatGPTの性能評価ではありません。
- 業種、扱う情報、社内規程、契約条件に応じて確認項目を追加してください。
- 法務、労務、税務、医療などの専門判断は、責任者または専門家が確認してください。

## 出典

出典：KeiBan「ChatGPTを社員が使わない6原因と2週間の立て直し手順」https://www.keiban.net/questions/chatgpt-employees-do-not-use

設計・監修：中小企業診断士 齋藤翔平  
版：1.0.0  
更新日：2026-08-03
